上能野貝塚(読み)かみよきのかいづか

日本歴史地名大系 「上能野貝塚」の解説

上能野貝塚
かみよきのかいづか

[現在地名]西之表市住吉 上能野

住吉すみよしの北部、標高一七メートルの海岸段丘上に立地する。前面に小さな沖積平野が発達し、現在は水田となっている。なお遺跡正面にあたる西方海上には馬毛まげ島が浮び、この海域では現在でも比較的浅い海底からゴホウラ貝が採取される。貝塚周辺から一二体以上の埋葬人骨が発見され、貝輪着装例もあった。発掘調査で鉄製釣針鉄器の柄、局部磨製石斧、叩石、種子島独特の土器などのほか、装身具として用いられた貝製の有孔円盤や短冊状の貝符・貝輪などが出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む