上茂原村(読み)かみもばらむら

日本歴史地名大系 「上茂原村」の解説

上茂原村
かみもばらむら

[現在地名]茂原市上茂原

鷲巣わしのす村の西に位置し、村内を茂原町と長南ちようなん宿(現長南町)を結ぶ道が東西に走る。地元では「かもばら」ともいう。延宝七年(一六七九)に下茂原村から分村したといわれるが(茂原市史)、茂原村(下茂原村)の開発地が飛地として村立てされたと思われ、寛永一〇年(一六三三)の久遠寺法花宗諸寺目録に妙光みようこう(藻原寺)末寺として「上藻原円鏡寺」がみえる。元禄郷帳に上茂原村とみえ高二〇九石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高一八九石余、旗本服部・有泉田沼・塩入領の相給で、家数四一。改革組合帳では田沼領に代わって旗本石丸領が加わっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android