日本歴史地名大系 「上薗遺跡」の解説 上薗遺跡うえぞのいせき 宮崎県:児湯郡新富町日置村上薗遺跡[現在地名]新富町日置南に鬼付女(きづくめ)川、北に日置(ひおき)川を望む標高約七〇メートルの洪積台地(北原牧台地)北縁部に立地する古墳時代を中心とした集落遺跡。周辺には北原牧(きたばるまき)・鐙(あぶみ)・蔵薗(くらぞの)の各古墳群が点在している。古墳時代の竪穴住居跡二百数十軒、奈良時代の竪穴住居跡六軒、平安時代の竪穴住居跡三軒・掘立柱建物跡一七軒など三〇〇軒近い住居群が検出されている。集落の始まりは土器の年代観から五世紀の中頃と思われ、六世紀後半に最盛期を迎える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by