上迫村(読み)かみはさまむら

日本歴史地名大系 「上迫村」の解説

上迫村
かみはさまむら

[現在地名]日野町はさま

下迫村の南、迫谷はさまたに川の上流部に位置し、村の南は甲賀郡。甲賀郡境にある大和田おおわだ遺跡は古代に須恵器や布目瓦を焼いた窯跡。古くは下迫村と一村で迫村と称していた。上迫城跡は儀俄氏の支城とされる。慶長七年(一六〇二)迫神社の境内地一反余と山林三町七反余が免除地となっている(迫神社文書)。寛永七年(一六三〇)頃に旗本湫間兵右衛門領となったが、同家断絶後幕府領となり、寛永石高帳では旗本佐野玄右衛門領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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