上野池(読み)うえのいけ

日本歴史地名大系 「上野池」の解説

上野池
うえのいけ

[現在地名]庄原市本町 上野池

庄原市街地東方にある農業用溜池。「芸藩通志」に「上野池は廻り三十町あり、山を掘ぬきて田地へ引く、穴の上に疏鑿の碑を立り」とある。もとは沼であったといわれるが、度々の改修により、現在堤防は長さ約一〇〇メートル、高さ約八メートル、面積二ヘクタールの大池となっている。

池畔に立つ安永九年(一七八〇)石碑が「芸藩通志」のいう疏鑿の碑で、碑文によると上野沼は慶安―承応年間(一六四八―五五)灌漑用溜池に改修され、延宝三年(一六七五)には堤防の嵩上げを行った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む