上長古墳群(読み)かみながとろこふんぐん

日本歴史地名大系 「上長古墳群」の解説

上長古墳群
かみながとろこふんぐん

[現在地名]長瀞町長瀞 上ノ台

標高一四八メートルの荒川左岸河岸段丘上にあり、径七―一五メートルの小円墳一〇基ほどで構成される。発掘調査は、昭和五四年(一九七九)と平成二年(一九九〇)度に実施され、六基の円墳が確認され、うち三基に石室が残存していた。石室の形態はそれぞれが徳利形を呈し、玄門は緑泥片岩を用い、他は河原の転石と片岩を使用している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android