上間仁田村(読み)かみまにたむら

日本歴史地名大系 「上間仁田村」の解説

上間仁田村
かみまにたむら

[現在地名]安中市上間仁田

碓氷うすい川右岸の台地上に広がる村で、西は中野谷なかのや村。台地上には縄文時代の遺跡遺物散布が多い。道前久保どうぜんくぼ遺跡からは縄文時代前期五軒・後期二軒の住居跡や、土壙五〇基、埋設土器、柱穴七十数基、縄文土器(獣面把手のものあり)が多数発見された。字宮久保の経塚みやくぼのきようづか古墳は五世紀代の古墳で、刀子や案の石製模造品が出土した。竪穴系の主体部を有するとみられ山頂を利用している。永禄六年(一五六三)武田信玄との申合せによって北条氏から安保氏に与えられた地に「真仁田」がみえる(同年五月一〇日「北条氏康・氏政連署知行宛行状」安保文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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