デジタル大辞泉
「上靴」の意味・読み・例文・類語
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うわ‐ぐつ うは‥【上靴】
〘名〙
① 屋内ではく靴。
明治時代は
スリッパをいうが、現在は、
学校などで、屋外用の靴に対して
建物の中ではくために用いる靴をいう場合が多い。
上履(うわば)き。
※
舞姫(1890)〈
森鴎外〉「古き獣綿の衣を着、上靴を穿きたり」
② 雨などで水にぬれるのを防ぐため、普通の靴の上にはく
ゴム製などの靴。
※経済小学家政要旨(1876)〈永峰秀樹訳〉七「其上靴(
湿気を防く為め通例の靴の上に穿つ靴なり
大抵『
ゴム』を以て製す)をも脱き放し」
じょう‐か ジャウクヮ【上靴】
〘名〙 旧陸軍で、上履きの靴をいう。
※
真空地帯(1952)〈
野間宏〉一「皮の薄い上靴
(ジョウカ)を机の下ではいていた」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報