上餅山村(読み)かみもちやまむら

日本歴史地名大系 「上餅山村」の解説

上餅山村
かみもちやまむら

[現在地名]松山町上餅山

上茗荷沢かみみようがさわ村の北にあり、東は出羽山地、南は下餅山村。「大泉庄三権現縁記」永正三年(一五〇六)の記事に「砂越城主武藤万歳丸殿御分地」として「餅山上下」とあり、この頃砂越さごし城主武藤万歳丸の所領であった。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高三四三石余。同一〇年の検地帳(上餅山区有文書)に肝煎八郎左衛門・縄引喜兵衛とあり、名請人は二五、うち居村一六・入作九。肝煎八郎左衛門は保有地六町四反余の土豪で、次いで九助三町二反余とあり、居村名請人のうち、長泉院以外はすべて一町以上の保有地をもつ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android