日本歴史地名大系 「上駄床村」の解説
上駄床村
かみだとこむら
[現在地名]美和町大字上駄床
玖珂郡の北部東寄りに位置し、西は
駄床という地名は古く、「大永ノ記録」(「山代温故録」所収)に、藤谷畑に属する地域として「駄床・田の口その外畑々ともに」と出る。地名の由来について「玖珂郡志」は、出雲国から大神が駄荷馬を引いて神床の畠に来たので駄床と称するという伝承を記す。
慶安四年(一六五一)の「御領分村一紙」には駄床村として高四〇四石余とあるが、これは楮高を多く見積りすぎたらしい。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報