上駒月村(読み)かみこまづきむら

日本歴史地名大系 「上駒月村」の解説

上駒月村
かみこまづきむら

[現在地名]日野町上駒月

下駒月村の南、すな川上流部の谷間に位置し、南は布引ぬのびき丘陵を隔てて甲賀郡大野おおの村・市場いちば(現土山町)など。永正九年(一五一二)一一月七日の太神宮御領坪付状(岸村庄太郎氏所蔵文書)に「蒲生郡上駒月」とみえ当地の一町五反三三〇歩が伊勢神宮に年貢公事を納入すべき所領として確認される。この神宮田の四至は「東大将軍、南ぬのひき立道、西千本ソトワ、北牧山犬引」で、分米は三石二斗余、ほかに勘料・榊木料一〇〇文を納入している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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