上鶴頭遺跡(読み)かみつるがしらいせき

日本歴史地名大系 「上鶴頭遺跡」の解説

上鶴頭遺跡
かみつるがしらいせき

[現在地名]七城町亀尾 上鶴頭

菊池川左岸の花房はなぶさ台地北辺に位置する平安時代の遺跡。一帯は標高七一―七三メートルを測り、北側に菊池平野の眺望が開ける。昭和五七年(一九八二)発掘調査が行われ、掘立柱建物跡一七棟・竪穴住居跡一基・火葬墓二基・方形周溝遺構一基などが検出された。掘立柱建物は約三〇メートル四方の広場を囲むように方形に配置され、一五棟の建物には廂が付設されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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