精選版 日本国語大辞典 「下上」の意味・読み・例文・類語 おり‐のぼり【下上】 〘 名詞 〙① おりることと、のぼること。高い所から下ったり、低い所から上がったりすること。のぼりおり。[初出の実例]「一丁のほどを、石階おりのぼりなどすれば」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)② 宮中や貴人に仕える人が出仕し、また退出すること。[初出の実例]「うちにまゐりたまひては、おりのぼりの御かしづきのほどに」(出典:とりかへばや物語(12C後)上)③ 都から地方へ、地方から都へ往復すること。のぼりくだり。[初出の実例]「仲章と云者、使してをりのぼりしつつ」(出典:愚管抄(1220)六) さげ‐あげ【下上】 〘 名詞 〙 江戸時代、一七、八歳から二一、二歳までの官女の結った髪の一種。笄(こうがい)を利用して椎茸髱(しいたけたぼ)になり、笄を抜くと下髪(さげがみ)となるようにしたもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例