さげ‐したじ‥したヂ【下下地】
下げ下地
- 〘 名詞 〙 江戸時代の女性の髪の結い方の一つ。鬢(びん)をふくらませ、髱(たぼ)を左右で二つに割り、髷(まげ)を大きな輪に作り、髪の余りを笄(こうがい)に巻きつけたもの。笄を抜くと下げ髪になるのでいう。大名の奥方、姫や、御殿女中などが結った。
- [初出の実例]「金水引のさげ下地、髪も乱れずしにすがたつくろひしは、殺して捨たるにまがひなし」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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