下助淵村(読み)しもすけぶちむら

日本歴史地名大系 「下助淵村」の解説

下助淵村
しもすけぶちむら

[現在地名]神林村下助淵

門前もんぜん川支流の助淵川沿いにある。南に枝郷田屋たや集落が続き、北は七湊ななみなと村・志田平しだのひら村に接する。村上から会津街道へ抜ける道が南北に通る。文禄(一五九二―九六)頃の瀬波郡絵図に「大国但馬分下助淵村 上」とみえ、本納三二八石八斗八升・縄高五〇六石六升一合三勺、家一九軒、「村上ヨリ下助淵ヘ十五里」とある。近世は村上藩領。正保国絵図では高六八〇石余。享保二〇年(一七三五)の村明細帳(板垣総兵衛氏蔵)によれば田畑七九町八反二畝余、うち本田一〇町七反八畝余・畑屋敷五町三反二畝余、残り六三町七反余は新田畑で、岩船潟周辺の野地開発によるものらしい。御普請所の潟塩除けの土居長さ六七五間がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android