下小田中村
しもこだなかむら
[現在地名]中原区下小田中
東は今井村、西は子母口村・岩川村(現高津区)、南は井田村、北は上小田中村に接する。北端を東西に中原道が通る。殿屋敷・池田・中村・小関・北島・東村などの小字があり、殿屋敷は稲毛重成の居館跡と伝えられる(風土記稿)。宮内の常楽寺蔵十二神将像の天文六年(一五三七)一一月二〇日銘の修理札に「小田中」とある。田園簿に村名がみえる。寛永一九年(一六四二)幕府直轄領と旗本大竹・簗田・鈴木・小林領の五給、宝永二年(一七〇五)旗本大竹・鈴木・小林領と江戸芝増上寺領の四給となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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