下山之神町(読み)しもやまのかみまち

日本歴史地名大系 「下山之神町」の解説

下山之神町
しもやまのかみまち

[現在地名]相川町下山之神町

町北部の台地上にある。北沢きたざわの谷を隔てた山側に位置し、往古寺社のみで一区画をなしていた。「相川町誌」の真言宗豊山派大乗だいじよう寺の由緒に「此地昔ハ一帯ノ松原ナリシ故、当寺ヲ松原寺ト唱ヘシト云フ。観音堂棟札ニモ松原大乗寺ト記セリ。寺前ナル数株ノ老松ハ当時ノ遺株ナルヘシ」と記す。大山祇おおやまづみ神社は慶長一〇年(一六〇五)建立。佐渡奉行所の鬼門鎮護として建立された愛宕社は同一二年の創立と諸書にみえるので、一七世紀初頭には町ができていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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