下山和田村
したやまわだむら
[現在地名]大山町和田
常願寺川に支流和田川が合流する辺りの左岸に位置する。和田川対岸の東は小見村、同じ南東に亀谷村がある。地名は和田川がこの地で淀んでいるという意味という(大山町史)。江戸時代以来富山藩領の和田村(現婦中町)と混同を避けるため下山和田村と称したが、大正三年(一九一四)大山村議会で和田と改めた。正保郷帳に「下山ノ」と注記された和田村があり、高一七石余、田方なし、畑方一町一反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二〇石、免三ツ八歩、小物成は山役二七匁・蝋役二匁・漆役一匁(三箇国高物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 