日本歴史地名大系 「下松川村」の解説 下松川村しもまつかわむら 福島県:東白川郡古殿町下松川村[現在地名]古殿町松川(まつかわ)上松川村の南東、鮫(さめ)川上流域の山間に立地。集落は同川沿いの御斎所(ごさいしよ)街道に沿う。もと上松川村と合せて一村であったが、江戸時代の初めに分村。慶長八年(一六〇三)の常世之内北野村縄打帳(福島県史)に下松川村がみえる。しかし正保郷帳では上松川村一村で高付されており、元禄郷帳では上松川村の枝郷として村名がみえ高五五石余。天保郷帳では松川村のうちに含まれている。宝暦一一年(一七六一)の御巡見様御案内帳(水野家文書)によると下松川村の高八九二石余、家数一三六、人数八一四(男四六八・女三四六)、馬六九。同七年の下松川村絵図(佐川家蔵)によれば、村域は字才竜内(さいりゆううち)から仁田(にた)に至る範囲。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by