日本歴史地名大系 「下正路浦」の解説 下正路浦しもしようじうら 大分県:中津市中津城下角木出町下正路浦[現在地名]中津市中津 下正路中津川河口の港。同地には竜王(りゆうおう)社が古くから鎮座。中世史料にこの地名を確認できない。下小路とも記される。享保二年(一七一七)小笠原氏が報告した中津領浦々船帳(中津市立図書館蔵)によると、三〇〇石積の船二艘、二〇〇石積一五艘、それ以下七艘の計二四艘が下正路浦にあり、下正路新浦に猟船一五艘があった。当時船運上・帆別銀・浦役等はなく、城米の船積のときは、下正路・出(で)町・堀川(ほりかわ)町の者を賃銀を出して雇い、案内船を出した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報