下池田遺跡(読み)しもいけだいせき

日本歴史地名大系 「下池田遺跡」の解説

下池田遺跡
しもいけだいせき

[現在地名]岸和田市下池田町三丁目

標高一五メートル前後の微高地にある弥生時代中―後期の遺跡。昭和五一年(一九七六)から五二年にわたって学校建設に伴い発掘調査が行われた。検出された遺構は竪穴住居跡二〇・溝九・井戸三・川(自然流水路)四・掘立柱建物跡・土壙などである。住居跡は径四―七・五メートルを測り、円形ないし不定形を呈する。さらに川四条の検出は当該遺跡の自然環境復原に重要であり、埋蔵浅谷の類例の一つとされている。また川Aの北西岸近くでは多数の堅果類が一括して検出されたことから、当時(弥生中期)の生活が伝統的な採集による部分にも依存していたことが推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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