日本歴史地名大系 「下河原渡船場」の解説 下河原渡船場しもがわらとせんば 岩手県:水沢市下河原村下河原渡船場[現在地名]水沢市佐倉河 下河原桜木(さくらぎ)橋西端近くの北上川河原に位置していた盛(さかり)街道の渡船場。中世―近世を通じて胆沢(いさわ)郡より江刺郡高寺(たかでら)村下河原(現江刺市)に渡る中心の渡場であった。初めて岩谷堂(いわやどう)(現同上)五〇〇貫文の領主となった岩城宗規も、万治二年(一六五九)この渡船場を越えて入城し、歴代幕府巡見使・歴代仙台藩主の巡視の折も渡っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報