下渋井村
しもしぶいむら
[現在地名]塙町塙
塙村の北西、久慈川東岸の段丘に立地。文禄四年(一五九五)八月二八日の佐竹氏奉行人連署奉書(八槻文書)に「渋井」とみえ、同所の一〇〇石が八槻(現棚倉町)の近津明神別当大善院に安堵されている。もと上渋井村と一村であったが、慶長八年(一六〇三)の幕府領総検地により分村したようで、同年の常世之内北野村縄打帳(福島県史)に「下渋井村」がみえる。元和八年(一六二二)の年貢割付帳(塙町史)によれば、高二一一石余(田畑屋敷とも)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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