塙町(読み)はなわまち

日本歴史地名大系 「塙町」の解説

塙町
はなわまち

面積:二一一・六〇平方キロ

東白川郡の最南端部に位置し、東は鮫川さめがわ村と阿武隈高地を隔てて茨城県北茨城市、北は棚倉たなぐら町、南は矢祭やまつり町と茨城県高萩市・久慈くじ里美さとみ村、八溝やみぞ山地を隔てて久慈大子だいご町に接する。町域の大部分は森林で、八溝山地の杉は著名。わずかな耕地では江戸末期からこんにゃくが栽培されている。町の中央を流れる久慈川に阿武隈高地を源とする川上かわかみ川・渡瀬わたらせ川が塙で合流する。久慈川沿いに国道一一八号(水戸街道)が走る。これにJR水郡線が並走し、磐城塙駅がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「塙町」の意味・わかりやすい解説

塙〔町〕
はなわ

福島県南東部,久慈川上流部にある町。 1948年町制。 55年笹原村と合体して塙笹原町となり,さらに石井村高城 (たかぎ) 村の一部を編入して旧称に復した。中心地は久慈川と川上川の合流点に位置する。江戸時代には陣屋町として,昭和初期の国鉄水郡線の開通後は駅前地区として発展。川上川北岸には河岸段丘発達コンニャクの特産地。山林スギの良材を産する。米作酪農が行われる。奥久慈県立自然公園に属する。国道 118号線が通る。面積 211.41km2人口 8302(2020)。

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