日本歴史地名大系 「下湯長谷村」の解説 下湯長谷村しもゆながやむら 福島県:いわき市旧常磐市地区下湯長谷村[現在地名]いわき市常磐下湯長谷町(じようばんしもゆながやまち)藤原(ふじわら)川とその支流湯本(ゆもと)川に挟まれ、北は上船尾(かみふなお)村、北西は上湯長谷村、南は上西郷(かみにしごう)村・下西郷村。上湯長谷村の長谷(はせ)寺にある木造十一面観音の文保二年(一三一八)二月一〇日の腹部墨書銘に「奥州東海道岩崎郡長谷村観音堂徳一大師建立所也」とみえ、古くは長谷(ながや)村であった。磐前(いわさき)郡に属した。近世の領主の変遷は磐城平藩領から寛文一〇年(一六七〇)以降湯長谷藩領。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録では「なかや村」とみえ、上湯長谷村の高も含んで高三九一石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by