下積翠寺村(読み)しもせきすいじむら

日本歴史地名大系 「下積翠寺村」の解説

下積翠寺村
しもせきすいじむら

[現在地名]甲府市下積翠寺町

古府中こふちゆう日影ひかげ組の北にあり、ほぼ中央をあい川が南西流する。延享三年(一七四六)村絵図(県立図書館蔵)によれば、家居は同川西岸の古府中村から上積翠寺村へと続く道沿いに多かった。川には一二ヵ所の普請場があり、川沿いと南東端にある溜井の周辺に田地が広がっていた。元来、上積翠寺村と一括され、積翠寺(石水寺)郷・積翠寺村と称したが、天和(一六八一―八四)の頃までに上・下二ヵ村になったらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報