精選版 日本国語大辞典 「下米」の意味・読み・例文・類語 げ‐まい【下米】 〘 名詞 〙 取引市場で、米の品質検査の結果四等以下の米をいう。悪米(あくまい)。[初出の実例]「新米壱石六拾目の相場の時も、六十五匁にしてしかも下米(ゲマイ)をわたしぬ」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)五) おろし‐ごめ【下米】 〘 名詞 〙 神仏、貴人などに供えた後、とりさげた米。おさがりの飯。[初出の実例]「大饗のおろし米とて、給仕したる恪勤(かくご)の者どもの食ひけるなり」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一) くだり‐まい【下米】 〘 名詞 〙 江戸時代、上方諸国から江戸に送られた米。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例