下荻(読み)シタオギ

精選版 日本国語大辞典 「下荻」の意味・読み・例文・類語

した‐おぎ‥をぎ【下荻】

  1. 〘 名詞 〙 他の草などの下にかくれている荻。一説に、荻の下葉。
    1. [初出の実例]「した荻のなかばは霜にむすぼほれつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
    2. 「きのふまでよそに忍びし下おぎの末葉の露に秋風ぞ吹く〈藤原雅経〉」(出典:新古今和歌集(1205)秋上・二九八)

下荻の補助注記

歌語として「下に招(お)ぐ」(心の中に人を待つ)意をかけることが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む