日本歴史地名大系 「下黒坂村」の解説 下黒坂村しもぐろさかむら 鳥取県:日野郡日野町下黒坂村[現在地名]日野町下黒坂北東流する日野川左岸に位置し、北東は下榎(しもえのき)村。享保元年(一七一六)の郷村高辻帳は「シモクロサカ」と訓ずる。村内を日野往来の左岸路が通り、集落は西の下黒坂、東の根妻(ねづま)からなる。日野川は根妻付近で北から東へ湾曲し、景勝寝覚(ねざめ)峡を形成。下黒坂集落から北の矢倉(やくら)峠を越え、上代(かみだい)村(現溝口町)に至る。拝領高は二二六石余、本免は五ツ。福田氏の給地であった(給人所付帳)。延享三年(一七四六)の巡見使案内手帳(宇田家文書)によると高二七四石余、免五ツ、家数二九・人数一六八、馬二・牛四六、鍛冶屋一に運上銀六〇匁が課されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by