不動寺村(読み)ふどうじむら

日本歴史地名大系 「不動寺村」の解説

不動寺村
ふどうじむら

[現在地名]内浦町不動寺

かみ村の南にあり、九里川尻くりかわしり川が東流する。集落は内浦街道沿いに営まれる。地名は医王山不動寺に由来する。正保郷帳に村名がみえ、高二〇八石余、田一二町七反余・畑一町一反。承応三年(一六五四)の能登奥両郡収納帳では草高二一五石余、免四ツ一歩。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二二七石余、免四ツ八分、小物成は山役一二一匁、鳥役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)。安永九年(一七八〇)の百姓家数二八(「松波組品々帳」谷内文書)


不動寺村
ふどうじむら

[現在地名]金沢市不動寺町

河原市かわらいち村の東、森下もりもと川右岸に位置。小原おはら越が通る。正保郷帳によれば高二一一石余、田方一〇町五反余・畑方三町六反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高二二四石、免六ツ三歩、小物成は山役二五二匁・野役五匁・蝋役二匁(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数七・百姓数一一(高免付給人帳)。安政二年(一八五五)の高は寛文一〇年時とほぼ同じで、家数二九(うち頭振三)・人数一六四、引免一ツ二歩(「高免家数人数等書上」亀田文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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