不好き(読み)ブスキ

デジタル大辞泉 「不好き」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐すき【不好き】

好きでないこと。「好き不好き
(「不数寄」「不数奇」とも当てて書く)風流の道に関心を持たないこと。また、そのさま。
「―、愚鈍の人は、千度百度聞きても」〈ささめごと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不好き」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐すき【不好・不数奇・不数寄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 好きでないこと。このまないこと。また、そのさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「もっともきこんのよはき生れ付も、なきにはあらね共、過半は学問ぶすきの人ならん」(出典:仮名草子・身の鏡(1659)下)
  3. 風流・風雅の道にまるで心を寄せないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「無数寄・愚鈍の人は、千度百度聞きても、牛の前にしらぶる琴とやらんなるべくや」(出典:ささめごと(1463‐64頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android