不安の概念(読み)ふあんのがいねん(その他表記)Begrebet Angest

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不安の概念」の意味・わかりやすい解説

不安の概念
ふあんのがいねん
Begrebet Angest

キルケゴールがウィギリウス・ハウフニエンシス (「コペンハーゲンの夜警番」の意) の筆名で,1844年に発表した書物。キルケゴールは,無垢な人間がどうして罪あるものとなるかという問いから出発して,人間が罪あるものとなる質的飛躍を心理学的に分析し,不安こそが罪に先行する心理状態であり,心と肉体,時間と永遠を総合する精神的存在者としての単独者の根本状態にほかならないという。しかしこの不安は,同時に自由の可能性であり,単独者は不安のうちにとどまることによって信仰へと育成され,摂理なか安らうことができると説かれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む