不平士族(読み)ふへいしぞく

旺文社日本史事典 三訂版 「不平士族」の解説

不平士族
ふへいしぞく

明治新政府の開明政策に不満をもった士族
新政府による開明政策が推し進められる中で,国民華族・士族・平民の三身分となり,士族・平民間の法的な身分上の差異はなくなった。さらに廃藩置県徴兵令秩禄処分廃刀令などにより,旧来の特権がうばわれ,生活を脅かされたことや西郷隆盛ら征韓派の政府追放などが士族の不満の原因となった。皮肉にも西郷らの説く征韓論背景には「内乱をこいねがい候心を外に移すこと」があった。

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