日本歴史地名大系 「不破頓宮跡」の解説 不破頓宮跡ふわのかりみやあと 岐阜県:不破郡垂井町宮代村不破頓宮跡元正天皇および聖武天皇の行幸に伴って造営された行宮。「続日本紀」養老元年(七一七)一一月一七日条に「到美濃国不破行宮」とみえ、元正天皇の養老改元をもたらす当耆(たぎ)郡(多藝郡)多度(たど)山の美泉(養老の滝)への行幸に先立って、従五位下の多治比真人広足を派遣して造営させたものであった(同書同年八月七日条)。同書天平一二年(七四〇)一二月一日条には「不破郡不破頓宮」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by