不耕起栽培(読み)ふこうきさいばい(その他表記)no-tillage

翻訳|no-tillage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不耕起栽培」の意味・わかりやすい解説

不耕起栽培
ふこうきさいばい
no-tillage

前年の収穫物の切り株を残したままの地面に穴や溝を掘り,その中に播種し収穫物残滓とともに土をかぶせる栽培法。もとは 1930年代アメリカの大平原乾燥地帯耕地とするときに,トラクタで掘起すと表土砂塵などで失われ砂漠化するため,切り株を残して土壌を保護しようという農法 (stubble mulching) を原型としたもので,最近では世界各国で普及している。日本では水田稲作にも応用され,田植えなどの農作業が軽減するほか,大型農耕機械が不要となるためコスト削減につながると期待されており,農業試験場での実験が行われている。ほとんどの品種で栽培が可能で,収穫量も従来の方法と変らない。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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