不落居(読み)ふらっきょ

精選版 日本国語大辞典 「不落居」の意味・読み・例文・類語

ふ‐らっきょ‥ラクキョ【不落居】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事解決がつかないこと。
    1. [初出の実例]「天下の不落居も非只事」(出典吾妻鏡‐文治二年(1186)二月九日)
  3. ( 形動 ) 合点のゆかないこと。風変わりなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「職人の手前はすみながら不落居(フラッキョ)な事にて、道具をとめられ」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android