地下水を通しにくいか、通さないという意味で使用されてきた地層単元。砂や礫(れき)などのように地下水をよく通し帯水層となりうる透水層に対して、シルトや粘土などは水を通しにくいので難透水層とよばれる。また事実上、水を通さない緻密(ちみつ)な岩盤類を非透水層という。地層の透水度を示す透水係数は、これらの地層では毎秒センチメートル単位で10-5以下である。これまで難透水層と非透水層をひとまとめにして漠然と不透水層とよぶことが多かったが、厳密には両者を区別する必要がある。被圧地下水の加圧層は一般に難透水層である場合が多く、加圧層を横切る水の流れがある。
[榧根 勇]
impermeable layer
地層を構成する粒子間の間隙が小さく透水度の小さい地層。粘土・シルトを主体とする難透水層と,岩盤を主体とする非透水層に区分される。相対的に透水度の高い帯水層の下部に分布する場合は,本層は地下水の受け皿としての水理地質基盤となることが多い。一方,岩盤でも溶岩流や石灰岩層は裂罅
執筆者:古川 博恭・古閑 美津久
参照項目:非透水層
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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…地下水は地下水面を有する不圧地下水と,加圧層の下にあって大気圧以上に加圧されている被圧地下水に分けられる。加圧層は帯水層に比べて著しく透水性の劣る地層を指し,透水性の程度によってさらに半透水層,難透水層,不透水層に分類する場合もある。また難透水層上のくぼみに局部的に地下水面より上に地下水が滞留する場合がある。…
※「不透水層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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