日本歴史地名大系 「与那原村」の解説 与那原村ゆなばるむら 沖縄県:沖縄島南部与那原町与那原村[現在地名]与那原町与那原(よなばる)大里(うーざとう)間切の北端に位置し、北は西原(にしばる)間切我謝(がーじや)村(現西原町)、南は上与那原(ういーゆなばる)村・板良敷(いちやなじち)村、西は南風原(ふえーばる)間切宮城(なーぐしく)村(現南風原町)、東は海に面する。「おもろさうし」巻一一の九三に「一 こいしのかくに いけいけし(コイシノ〔神女〕が国を賑わせ)/しまつれ くにつれ み物(島々国々を支配して みごと)/又 まちらすかくに いけいけし(マチラス〔神女〕が国を賑わせ)/又 よなはるのくに いけいけし(与那原の国を賑わせ)/又 とゝろきのくに いけいけし(轟きの国を賑わせ)/又 五たけのくに いけいけし(五嶽の国を賑わせ)/又 七たけのくに いけいけし(七嶽の国を賑わせ)/又 めつらしや ゐくに いけいけし(素晴らしいよい国を賑わせ)/又 さうさしや ゐくに いけいけし(嬉しいよい国を賑わせ)」とある。コイシノとマチラスという久米島の神女が与那原を霊的に祝福したもの。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by