両郷村(読み)りようごうむら

日本歴史地名大系 「両郷村」の解説

両郷村
りようごうむら

[現在地名]黒羽町両郷 田中たなか

東は礒上いそがみ村、北は丘陵を隔てて伊王野いおうの(現那須町)後松葉うしろまつば川が南東を流れる。伊王野方面への道が通る。天正(一五七三―九二)初年には伊王野とともに那須衆伊王野氏の本領で、同一八年伊王野氏が豊臣秀吉に伺候したのちも、伊王野・両郷七三八石余は同氏領として安堵されたという(継志集)。伊王野氏は寛永年中(一六二四―四四)断絶、当村は幕府領となり、その後寛文五年(一六六五)那須藩となり、天和元年(一六八一)以降幕府領(「御領御代官様御替御名附」渡辺禎治文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android