化学辞典 第2版 「並流接触操作」の解説
並流接触操作
ヘイリュウセッショクソウサ
concurrent contact operation
二つの流体を,直接または壁を隔てて間接に接触させて,熱移動または物質移動を行わせるとき,両者の流れが同じ方向の場合をいう.並流では,装置の入口から出口にいくに従って濃度差や温度差が減少し,熱移動と物質移動の速度が遅くなるので,一般に効率は低いとされている.しかし,向流と比較して操作が容易で操作範囲も広く,実際の接触装置にしばしば適用されている.[別用語参照]向流接触操作
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報