中倉金山跡(読み)なかのくらきんざんあと

日本歴史地名大系 「中倉金山跡」の解説

中倉金山跡
なかのくらきんざんあと

[現在地名]室根村津谷川 中ノ倉

津谷川つやがわ地区の南東、中ノ倉にあった金山。発見の時期や採鉱開始の時期などは未詳。中ノ倉の地は初め横沢よこさわとよばれていたが、地内の金山から良質の金が多量に産出し、仙台城内の中倉に収納されたことから中倉と改められたという(東山町史)。天正一九年(一五九一)から文禄三年(一五九四)にかけて豊臣氏の直営下に置かれた磐井郡横沢金山に比定する説がある。中倉金山の名は寛文(一六六一―七三)には史料に現れるが(寛文七年「金山御普請留木伐採書上」畠山文書)、操業開始はさらに以前にさかのぼるとみられ、坑道跡二ヵ所が現在も残る。享保(一七一六―三六)より衰微し、寛政年中(一七八九―一八〇一)に再開発が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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