日本歴史地名大系 「中呂村」の解説 中呂村ちゆうろむら 岐阜県:益田郡萩原町中呂村[現在地名]萩原町中呂飛騨川東岸にあり、南北に飛騨街道が通る。南は東上田(ひがしうえだ)村(現下呂町)、北は花池(はないけ)村。現金山(かなやま)町祖師野(そしの)の八幡神社所蔵の大般若経奥書に元応二年(一三二〇)五月一六日に「益田郡中呂真乗寺」で書写されたことがみえ、元亨二年(一三二二)一二月一一日の奥書には「萩原郷中呂」、元応二年九月二日の奥書には「中呂郷」とある。当地の禅昌(ぜんしよう)寺蔵の応永二年(一三九五)・同三年の大般若経奥書には「萩原郷中櫓村」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by