中善寺(読み)ちゆうぜんじ

日本歴史地名大系 「中善寺」の解説

中善寺
ちゆうぜんじ

[現在地名]喜多方市関柴町関柴

赤坂あかさか集落の北東山麓にある。関堂山と号し、真言宗豊山派本尊地蔵菩薩開基の年代は不詳であるが、寺蔵の木造薬師如来坐像(国指定重要文化財)胎内の宝永四年(一七〇七)修理名によると、延慶三年(一三一〇)四月二五日忍何による創業とされる。古くは曹洞宗寺院であったが、のちに衰えて慶長年間(一五九六―一六一五)若松城下おお町弥勒寺の祐誉が中興し真言寺院になったという(新編会津風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android