日本歴史地名大系 「中善寺」の解説 中善寺ちゆうぜんじ 福島県:喜多方市関柴村中善寺[現在地名]喜多方市関柴町関柴赤坂(あかさか)集落の北東山麓にある。関堂山と号し、真言宗豊山派。本尊は地蔵菩薩。開基の年代は不詳であるが、寺蔵の木造薬師如来坐像(国指定重要文化財)胎内の宝永四年(一七〇七)修理名によると、延慶三年(一三一〇)四月二五日忍何による創業とされる。古くは曹洞宗の寺院であったが、のちに衰えて慶長年間(一五九六―一六一五)若松城下大(おお)町弥勒寺の祐誉が中興し真言寺院になったという(新編会津風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by