中国民主建国会(読み)ちゅうごくみんしゅけんこくかい(その他表記)Zhong-guo min-zhu jian-guo-hui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中国民主建国会」の意味・わかりやすい解説

中国民主建国会
ちゅうごくみんしゅけんこくかい
Zhong-guo min-zhu jian-guo-hui

中国民主諸党派の1つ。略称は民建。 1945年重慶で黄炎培,胡厥文,章乃器らの発起で成立。民族資本家が中心となり,平和統一,民主建国,経済発展,民生の改善を政治綱領として掲げる。 46年 12月,中国民主促進会九三学社などと国民党を非難する共同声明を発表。 49年9月,中国人民政治協商会議第1回全体会議に参加。人民共和国成立後は反右派闘争で攻撃の対象となり,文化大革命中は活動を停止。 79年 10月に第3回全国代表大会を開催して復活。この後,工作重点を社会主義現代化建設への奉仕に移行させる。 91年 12月の5期中全会で,参政党意識の強化,国営大中型企業の経営改善,農業と農業工作の強化などへの尽力が強調された。会員の多くは商工関連の知識分子であるが,92年の第6回大会では企業の幹部,工場長,非公有企業の経済人を対象に党員を拡大することが確認された。

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