中地山村(読み)なかちやまむら

日本歴史地名大系 「中地山村」の解説

中地山村
なかちやまむら

[現在地名]大山町中地山

常願寺川左岸の高位段丘上にあり、常願寺川側は急峻な崖となっている。南は下山和田したやまわだ村、北は小口おぐち川を挟んで才覚地さいかくち村に対する。中地山城の根小屋集落にあたり、室町期の板碑がある。正保郷帳の高二三石余、田方二反余・畑方一町三反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二六石、免四ツ五歩、小物成は山役二九匁・漆役一匁・蝋役二匁・炭竈役一三匁・鮎川役一匁(三箇国高物成帳)。天保一一年(一八四〇)の高免帳(杉木家文書)でも高・免に変化はない。文政八年(一八二五)島組、天保一〇年以降も島組に属した。明治五年(一八七二)の戸数一八(新川県戸数表)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android