中堀村(読み)なかほりむら

日本歴史地名大系 「中堀村」の解説

中堀村
なかほりむら

[現在地名]堀金村大字烏川からすがわ 中堀

現堀金村上堀金の東方、下堀金の南東方にあたり、温堰ぬるせぎ尻のまち川沿いに南北に位置する。貞享四年(一六八七)に開発された新田村。開発願人は筑摩郡会田あいだ執田光しつたこう村(現東筑摩郡四賀しが村)の甚左衛門(和田氏)である。長尾ながお村を中心とした一四ヵ村の長尾組組手代の甕忠左衛門日記(小島博氏蔵)によると、同年二月、同組代官百瀬竹左衛門が中萱原なかがやはらを見分して新切を命じている。

そのときの開発願文(和田太郎氏蔵)は次のとおりである。

<資料は省略されています>

同年四月一一日成相本なりあいほん村を中心にした一五ヵ村の成相組組手代高木七左衛門・長尾組組手代甕忠左衛門の斡旋によって中萱堰なかがやせぎ尻を飲水用として五九人を投入して掘り抜いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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