中堀遺跡(読み)なかぼりいせき

日本歴史地名大系 「中堀遺跡」の解説

中堀遺跡
なかぼりいせき

[現在地名]上里町堤 中堀北・中堀南

屈曲して流れる御陣場ごじんば川の西側平坦地に位置し、遺跡のなかを東西に関越自動車道が通る。昭和四九年(一九七四)に中堀北地区で発掘調査が行われ、平安時代の竪穴住居跡八を発見。大量の土師器須恵器とともに灰釉陶器緑釉陶器、青銅製の火熨斗が出土。平成三年(一九九一)から三年計画で、中堀南地区で発掘調査が行われており、中間報告によると小規模な寺院建築がのっていたと考えられる基壇三基と工房跡三・厨房跡一、これらの遺構に隣接して北に広がる地域から竪穴住居跡四〇以上が発掘されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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