中塚村(読み)なかつかむら

日本歴史地名大系 「中塚村」の解説

中塚村
なかつかむら

[現在地名]塙町中塚

板庭いたにわ村の東、川上かわかみ川東岸の丘陵山地に立地。八槻やつき(現棚倉町)平潟ひらかた(現茨城県北茨城市)を結ぶ平潟街道が通る。正保郷帳では高一八九石余、うち田一四七石余・畑四一石余。元禄郷帳では高一一八石余、枝郷の館野岡たてのおか村の高一二五石余。元禄一五年(一七〇二)の水帳町反分米寄目録写(塙町史)によれば田畑反別三三町二反余、分米二五一石余(うち蔵屋敷年貢一斗六升を除く)、うち古高二〇四石余・改出高四七石余。寛保二年(一七四二)以前に本郷が下中塚村、枝郷の館野岡村が上中塚村と二ヵ村に分離したとみられ、同年の年貢は別々に割付けられた(「年貢割付状」松本家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android