中央シベリア台地(読み)ちゅうおうシベリアだいち(その他表記)Srednesibirskoe ploskogor'e

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央シベリア台地」の意味・わかりやすい解説

中央シベリア台地
ちゅうおうシベリアだいち
Srednesibirskoe ploskogor'e

ロシア中東部,シベリア中央部にある広大な台地。東はレナ川,南はバイカル湖地方と東サヤン山脈,西はエニセイ川に限られ,北は北シベリア低地に続く。面積約 350万 km2。古期の安定した結晶質岩石の基盤の上に,海成層その他の新しい地層が堆積して形成された。平均標高は 500~700mであるが,プトラナ高原エニセイ山脈など,ところどころに高地がある。最高点はプトラナ高原の 1701m。大部分タイガで,北緯 68°以北に灌木,ツンドラが現れる。鉄,金,石炭ニッケル,ダイヤモンド,岩塩雲母などを産し,北部には石油,天然ガスの埋蔵も知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む