中央帯(読み)ちゅうおうたい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「中央帯」の意味・わかりやすい解説

中央帯
ちゅうおうたい

四車線以上の道路で、比較的高速走行をする場合に、車道往復の方向別に分離する施設。「道路構造令」(1970)の改定の際、新たに中央帯という概念が取り入れられ、中央分離帯側帯とから構成されている。

 中央分離帯の構造は、縁石(ふちいし)を用いた盛り上げ型、縁石のないくぼみ型、道路標示あるいは舗装の色を変えただけのものなどに分類されるが、日本では縁石を用いた盛り上げ型が多い。また中央分離帯には遮光用の植木またはフェンスを設置することがある。

[吉川和広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android